真夜中の弥次さん喜多さん [映画・ドラマ・読書]
真夜中の弥次さん喜多さん DTS スタンダード・エディション
- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2005/10/07
- メディア: DVD
2ヶ月ぐらい手元で温めていたDVD。
なかなか家でゆっくり映画鑑賞する時間が作れなかった。
ようやく正月休みに観れた^^。
感想はめっちゃ面白かった!!
原作:しりあがり寿さんで、監督:宮藤官九郎さん。さすがである。
ワイルドで男気あふれる弥次さんと薬物中毒のちょっと頼りない色男の喜多さん。
この二人、ホモの恋人同士^^*)
江戸にはリアルがねぇ。
お伊勢さんには、おいらたちの求めるリアルがある!!
っと、リアルを求めてお伊勢さんを目指す珍道中。
だけど、登場する人々や背景の設定。どーみてもリアルじゃねぇ(笑)。
江戸時代と現在が交錯したり。
奇想天外なファンタスティックな世界。
だけどね・・・。
そのリアルじゃない世界にリアルがあるような。
ホモのカップル。しかも不倫だもんね。さらに、その相方がヤク中。
すべて兼ね備えているかは別として、
現実の世の中の生々しい実態の一場面に通じる設定ではなかろうか?
デフォルメされているけど。
映画の一番最初の米をとぐ手元だけのシーン。とても象徴的。リアルすぎる。
幻想と現(うつつ)の境目に何かがあるような。
現実(リアル)から逃げるためにリアル(魂が高揚するものか?)を求める。
ヤク中に陥るのだって、何かから逃げているのでは?
本編を鑑賞すればわかってくるが、男気溢れる真っ直ぐな弥次さんにだって・・・。
ロックンロールかつブルースな世界。
そこには「愛」と「悲しみ」と「弱さ」が、強烈に、これでもか!と存在する。
何を言っているんだかよくわからないが^^;
まあ、うまく語ろうとせず、これは観た私が感じたままでいいのかな。
キャストもすごいディープな方々で、いい味出されていました。
関所のお代官様役の竹内力さん。怖面白い。
グループ魂の面々。これは劇団大人計画の面々が正確か?さすが劇団員!
ぐっさんこと山口智充さんの茶屋のおちん。ソウルフルでした♪
とろろ汁屋のアーサー王は喜多さんの実のおとっつあんが演じているし^^。
ひげのおいらんをされたのは誰なんだろう?強烈。
しりあがり寿センセの漫画「ひげのOL」を思い出してしまった(笑)。
その他にもすごい存在感の方ばかり。etc・・・。
役者さんたち以外にもセットなどの小物に注意して観るのも面白い。
喜多さんの長屋の障子に描かれた絵は原作者のしりあがり寿さんによるものでは?
笑の宿の関所の幕の紋がニコちゃん柄でかわいいし。
可笑しいだけではすまされない映画だった。
ディープで奇天烈な世界なんだけど、
主演の長瀬智也くんと中村七之助くんの好演でさわやかさが光っている。
ディープかつ奇天烈かつさわやか・・・どんなんじゃい!!でもそんな感じ。
映画自体は終わりのない終わり方をしていた。
リアルを求める旅は終わらないからだろうか。
私にとってのリアルとは?
対応もスゴク良かったし、初めてでも全然不安になる事なかったもん♪
1回見てみる価値ありだね!
http://409.jp/~mycherry/a/
by グループ☆スワップ (2006-01-03 22:17)
最近、よー知らんところからリンク付きのコメントをいただきますねぇ。
今後、このような書き込みを発見した場合、削除させていただきますので、よろしくお願いします^^。ロボットで書き込んでいるのなら、ここで言っても仕方がないことですが。
【閲覧者の方へ】
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by ころたん (2006-01-04 01:17)