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7/8 WAHAHA本舗全体講演「ミラクル」@名古屋千秋楽と“MCCB Tour 横阪豊”@豊橋 [ライブ感想文 注:ネタバレあり]

※2015.1.2 a-blog「ころたん王国」より移転

だいぶ日にち経っちゃったけど;;)感想をログっておきます。
まず3時に友だち夫婦と約束していた WAHAHA本舗全体講演「ミラクル」名古屋公演2日目。ぜんぜん知らなかったけど、この日が千秋楽だったそうです。

オープニングは、大久保ノブオさんと被災地のファンとのエピソードをモチーフにしたダンス「祈り」。「私はノン様のファンです。会いに行きたいです。でも今は会いに行けません」というようなファンレターをいただいたらしく、去年の全体公演の全公演が終了してからノン様は会いに行った。交通網もまだ完全に復旧しておらず、乗り継ぎ、クルマに乗り換え、時間をかけて。私の記憶が確かなら、奇跡の一本松が出てきたから場所は陸前高田市。ノン様がそこで見た景色…絶句。1年経っても、なにも終わってなんかいない。手紙をくれたファンの子を自分が励まそうとやってきたのに、逆にファンの子やその家族たちに元気づけられた。「まだなにも終わっていないんだー!」ノン様の魂の叫び。そして楽団全員のダンスとコーラスとノン様の魂のシャウトが大きなうねりとなり客席を襲った。まるで陸前高田をのみ込み、すべてを奪い尽くして行った津波にのみ込まれた気分だった(本当にのみ込まれたことないからキモチとしてだけど)。わたしは息をのんで見守りつづけた。「終わっていないんだー!!!」すごかった。オープニングから私はクタクタになった。私は左目から涙がにじみ出ていた。

だが、シリアスはココまで。これ以後は、いつものバカバカしくもお下品で愛らしいワハハ本舗のエンターテイメント満載だった。シルエットを利用した大人気というオトコたちの裸踊りとか[いい気分(温泉)]。柴田理恵さんと佐藤正宏さんの生命の進化をたどるモダンバレエ(受精の呈=sex)。スゲー表現力だったw。おなか抱えて笑った笑った。名曲「ろくでなし」を歌いながらの梅垣義明さんの鼻豆飛ばし。梅ちゃん、歌の迫力あるし、立ち居振る舞いは指の先まで美しいのに…w。久本雅美さんと柴田理恵さんとのヘビメタ漫談もオモシロかったなー。二人のタテノリ変w。可愛いw。久本雅美さん扮する下ネタしか言わない「きゃりーぱみゅぱみゅ」。色とりどりのコ○ド○ムで彩られたドレス可愛かった。合い言葉は「よろチクビ~!」。事前に配られていたブラジャーをお客全員が頭に被って、コール&レスポンスで踊りまくるw。その他にもエトセトラエトセトラ。千秋楽ということもあってか、なんかエラいことなっていた。彼らはギリギリの線いってる。つーか、ぜったいギリギリ超えているw。テレビなら放送事故必至(笑)。それもこれもお客様のため。私たちが喜ぶからだってw。たしかに[ハート] えっと実は、せっかくの千秋楽のこの公演。最後まで見ていない。お次のメインイベントに間に合うギリギリの時間が迫ってきたので、途中で泣く泣く退席したのであった~。勿体ないことしたけど、やっぱ私にとっての本命はMCCB[ハート]なので仕方がない。

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名鉄名古屋本線特急に飛び乗り、一路豊橋に向かったのであった。ワハハの会場が金山でよかったー。最後まで見れなかったとは言え、やはりマジカルでミラクルな流れw。
6/9の大阪うたの日コンサートで初めてMAGICAL CHAIN CLUB BANDによる「アリガトウサヨウナラ原子力発電所」を体験して、半ば追いかける気持ちで臨んだリクオさん弾き語りライブを経てきた。まんまとワタシをロックンロールスピリットに乗せたMCCBとリクオさんの魅せ方が素晴らしかった。この歌に対する自分の気持ちの変化。大阪うたの日コンサートからほぼ1か月後のミニツアー“MCCB Tour 横阪豊”@豊橋。今度は彼らがどう見せてくれるのか?とても楽しみだった。

なんとか7時30分の開演ちょい前にHOUSE of CRAZYに到着。

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今回のツアーは、ここ豊橋がツアーファイナル。HOUSE of CRAZY初登場のMCCB。お客の私も盛り上がる気満々。MCCBのロックンロールは楽しいからね♪私は勝手にオールスタンディングと決め込んでいた。なのでいつもどおりテーブル椅子席にやや落胆。お店の人の前で、思わず小さい声で「えー椅子がある…」なんつってつぶやいてしまったけど、聞こえていたかな(^∇^;A それでもいつもどおりMCCBライブは一番後ろで立って踊るぜ!と意気込もうとする間もなく、昔なじみの友だちとリクオさん弾き語り@浜松ハーミットドルフィンで知り合った友だちに呼ばれ、空いている上手前端っこ席に招き入れられた。彼女たちも踊る気満々のようで邪魔にならない端を選択したようだw。それでもワタシはステージに近すぎて緊張するな~(汗)って思ったけど、ふだん、まったく連絡とっておらずご無礼しまくっている私に対して、こうやってライブ会場で気にかけて一緒に楽しく過ごせる関係で居てくれるのが、ありがたいです。

MCCBのメンバーはステージ裏の狭そうな(すいません)楽屋に肩寄せ合って待機していらっしゃるのかすら(^^*?なんつって思っていたら、お客のわれわれと同じようにフツーにHOUSE of CRAZYの入り口からご登場。商店街から下る階段しかないよなー。どこで待機されていたんだろう?客席一番後ろから客席を通ってステージへ。

リクオさん、長くなった御髪を縛られていらっしゃいましたねヽ(^^*)。いつもと違う雰囲気に、ちょっと胸キュン。そしてなんだかこの日は表情に憂いを秘めていらっしゃったように感じた。いつもだったら登場からアゲアゲな感じなのに。リクオさんの表情に憂いを感じたのはワタシだけかな…。気のせいかな…。そう感じてしまうのは、それはすでに恋なんでしょうか(超照)…自分の気持ちを対象者に投影しているだけなのでしょうか。おなか痛かっただけかもしれません。知らんけどw。

前半はMCCB鉄板ナンバーに新曲プラス、とでもステキな流れでした^^♪。掴みは超オッケーな感じで楽しくスタート。
音源はまだ持っておらず、ライブでしか聴いたことないけどリクオさんの「明日へゆく」いい歌だなぁー。ケイスケさん作「クレイジー」のリクオヴォーカルは相変わらずセクシーだし[ハート] すっごく聴きたかったリクオ&ケイスケ共作の新曲は「愛の嵐」。自分のイメージとは違っていた。もう記憶がさだかでなくなっているけど、僕が君を愛の嵐へ巻き込んでしまったみたいな歌だったかなー。記憶力の悪い頭が悲しい;;)。また聴きたいなー。ケイスケヴォーカルでした^^。ケイスケさんの「ミュージック」はいつ聴いても胸がキュンとなる。

ロッケンロールで盛り上がるところは、スタンダップで浮かれて踊りヽ(^∇^*)ノー♪、聴かせモードの時は、席に座ってじっくりと聴く(?????)♪ 。MCCBライブは最後列で立って踊って楽しみたいけど、こういうパターンもいいなーって思いました。そしてやっぱりMCCBの演奏最高!リクオさんのしなやかなヴォーカルと心地よい鍵盤さばき。ケイスケさんのバリバリ弾きまくるロッケンロールギター、今回はケイスケさん側だったので大堪能しました。やっぱケイスケさんはバンドマン!弾き語りの魅力もビシバシ大発揮されつつあるけど、やっぱバンドでのケイスケさんはピッカピカに輝いている!寺さん&こみやんのリズム隊。実は、ワタシ、リズム隊ってイマイチよくわからないんだけど、寺さん&こみやんの作り出す調子というのか、とってもキモチよくてゾクゾクするんだよね。寺さん、ステージのメンバーの様子をしっかり見て、お客の私たちが楽しんでいるかしっかり見てくださり、そうしてご自分もすっごく楽しそうにノリノリにバンド全体の調子を整えていらっしゃったように見えた。ドラムのこみやんはステージ一番奥、しかもHOUSE of CRAZYのステージのドラムの位置は凹んでいるし、狭いステージにバンドセットのため、こみやんがよく見えなかった。でもこみやんが刻むドラムって、しなやかで熱くて気持ちいいんだよね。もちろん池畑潤二さんのようなヘタリのないタフでぶっといドラムも大好きだし、われらがサンコンJr.さんの暴れ出すドラムも大好きだ。三宅バンドでニコニコと嬉しそうに気持ちいいドラムを叩く大島賢治さんも大好きだ。ドラマーもいろんなタイプの方がいらっしゃってオモシロいなー。

さて懸案の「アリガトウ サヨナラ 原子力発電所」です。リクオさん弾き語りとはまた違うステキな流れがありました。
震災以降にリクオさんが感じたブルーズを表現されたと思われる「生きてりゃいい」。被災地にいるご自身にとっての大切な人への想いとか、遅々して進まない復興や原発事故に対する世の中の容赦ない議論とかエトセトラに対するご自身のお気持ちを表現されたのではないかな?と推測している。「君のブルーズを聴き過ぎたせいだよ♪」「もう泣かないで(英語だけど)」…「そのまま(の君)でいい(から)♪」生きていてくれるだけで僕は幸せなんだよというステキな歌だ。
その直後に、リクオさんが先走ってしまい「アリガトウ サヨナラ 原子力発電所」へつづいて行こうとされたが、実は段取りではケイスケさんヴォーカルの番だったらしく、ケイスケさんが「僕にも歌わせて^^」ってはじまった「ずっと歩こう」。この歌も大好きだー。ケイスケさんのアルバム『MAGICAL CHAIN CARAVAN VOL.1』に収録されているんだけど、震災直前に入手して、震災以降、被災地から遠い場所に居る何も被害のなかった自分も心がとても不安定なっていた。その時にとても心が助けられた歌だ。この歌にも「そのままの君でいいから♪」というフレーズが出てくる。僕と君とのロックンロール。ずっと一緒に歩いて行こう。ケイスケさんの素朴なヴォーカルがとても似合うステキなナンバー(ウルウル)。
そして僕と君との愛の旅の途上に、避けては通れない現実に直面する。それが「アリガトウ サヨナラ 原子力発電所」。大阪うたの日コンサートの初聴きの時は、自分のショックさばかりで頭がいっぱいだったけど、リクオさんがこの歌のことを「ラブソング」と紹介されていたけど、この日は自分もノスタルジック感が強い、濃厚なラブソングだなと感じた。希望の光だと教えられ信じてきた原子力…。でもバレてしまった。僕と君との愛の旅を明るくつづけて行くには、サヨナラをしなくては…。そんなふうに感じた。で、驚いたことに、この歌に身を委ねて一緒にフレーズを口ずさんでいる自分が居た。たぶん私は、この歌をナマで聴いている回数はかなり多いファンなので、刷り込まれ度合いはかなりのモノになってきているとは思うけど、最初の出会いでは、口ずさむようになるなんて思わなかったから、そんな自分に途中で気づいてハッとした。
そしてMCCBでしか見れない?レアな尖ったリクオヴォーカルの激しい「不思議な人よ」に流れて行く。うーむ。スゴすぎる。ロッケンロールバンドMCCBならではの展開。グルグルと渦巻き君を連れて行くつー感じ。「不思議な人よ」とは誰なのか?激しいサウンドに熱くなり乗せられながらも、心の一部はどこか冷静で私はそんなことを考えていた。曲を作ったリクオさんの想う「不思議な人よ」が正解なんだろうけど、受取手によってさまざまな「不思議な人よ」がいるんだろうな…。私にとっては…自分かなって想ったりもした。「君の笑顔だけでよかった」というフレーズがあるんだけど、ライブは目いっぱいニッコニコで楽しみ、でも終わったら「今日も楽しかったです!」と伝えたいのに、恥ずかしくて怖くて大好きな人たちが現れる前に逃げ帰る。そして顔の見えないネットで暑苦しい想いを綴る。生身の交流が希薄な今のネット社会に身を置く人間。不完全なコミュニケーションですれ違い消耗して行く心とか。3.11以降、ネットの情報に振り回され、饒舌になったり、正義を振りかざしてみたり、沈黙したりする人も多いと想う。私だってそういう傾向があるし。想わぬ鋭い刺のある言葉を見つけてしまって傷ついたり。生身を介さないところで一人で空回り。ネットさえなければ、会った時に見せてくれる君の笑顔だけでよかった…んじゃないかな…みたいな。ネットは便利だけど。

リクオさんの弾き語りの時の「アリガトウ サヨナラ 原子力発電所」前後の流れもとてもステキで素晴らしかったけど、うたの日コンサートから1ヶ月を経たロックバンドのMCCBの展開もスゴかった。ロックしてロール。グルグルと心を渦巻かせ、自分自身に問いかける思考を与え、何かを芽生えさせる。そして行動に移れれば、私もカッコいーのだろうけど(凹)。ただ残念だったのは、リクオさんが先走って「ずっと歩こう」を忘れてしまいそうになったことかな。でも逆に、年間100本以上のライブをこなす百戦錬磨のリクオさんがそうなってしまうだけ「アリガトウ サヨナラ 原子力発電所」を歌うには、体力もだろうけど、心のエネルギーがいるのかもしれない。なんて勝手に憶測する。

MCCBのスゴいところは、自分自身に問いかけさせても追いつめない。その後の「モンキーマン」でやわらかな楽しいハートのダンスを誘う。心憎すぎるw。そして「キープ・オン・ロッケンロール」で再びロックの世界へ。本編ラストはリクオさんの鉄板ラブソング「アイノウタ」。会場中に響くリクオさんの熱い歌声、MCCBメンバーの熱い演奏。お客の私たちも大合唱。みんなの愛がHOUSE of CRAZY中に渦巻き、突き抜けていった。この世界はまだ終わらない、嘘じゃない、探す言葉、リズム、メロディ…すっ素敵すぎる。MCCBのメンバーも言っていたけど、街コンのあったこの日の豊橋。街のいたるところに愛に溢れていたはずだけど、豊橋で一番熱い愛があったのはHOUSE of CRAZYに間違いない^^!

手拍子でおねだりしたW アンコールは「イマジン」。MCCBでは2月の大阪・南堀江knave以来だ。あの時は、リクオさんの熱すぎる絶頂を極めたような表情とヴォーカルに釘付けだったけど、今日はケイスケさん側に居たこともあり、ケイスケさんのギターに釘付けだった。めちゃめちゃ激しかった。こんなに熱くロッケンロールしている「イマジン」は、私はMCCBしかないと思う。終わった後で、一緒に居た友だちにケイスケさんが弾いていたピックを投げてくれた。見せてもらったけど、1曲弾いただけとは思えないぐらい削れていた。写真撮らせてもらえばよかったなー。今更後悔である。いやーでも自分のぷよぷよの二の腕と違って、ギターを弾くケイスケさんの前腕の引き締まり具合にライブで見ていて煩悩してしまうのであるが、使用済みピックを見て、ケイスケさんの男前ギターを改めて実感したのであった。

ライブ終了後、友人たちは、メンバーがサインとかでもう一度出てくるのを待っている様子だったけど、私はいつもどおりお先にドロン。今の私はなるべく早く家に帰りたい事情もあるんだけど、なんかこーライブ後に、大好きなバンドマンたちと小さなコミュニケーションを取れるのはステキなことに違いないんだけど、私には至極緊張を強いる。なんてったってウルフルズのFCライブ「握手だぜ」の時に、初めてあこがれの4人とベルトコンベア式とはいえ、握手するという肉体のふれあい(なんかそう言うといやらしいな/笑)ができることに、緊張極まってしまい、病院へ行かなくてはならぬほど胃と腸をダブルで壊してしまったほどだもんw。
でも去年のリクオさんとケイスケさんのMCCツアーでは、フェイス トゥ フェイスを大事にされているということなので、参加した会場でがんばって手ぬぐいにサインしてもらったりもした。新しいアルバムをリリースされた時は、やっぱりサインをしてもらいたくて、がんばるけど、、、すっごい想いは溢れているのに、なんも気の聴いたことも言えない自分が情けなくて落ち込むし。友人たちもそんなしゃべれないよーと言うけど、大好きなバンドマンとの小さなコミュニケーションを楽しんでいる様子だ。それがうらやましくて仕方がない。

そして今回はいつもと違って、電車での帰路。電車ってせつないよね~。自分の情けないふがいない心とは裏腹に、自分を乗せて列車は大好きな人がいる豊橋からどんどん離れて行く。めちゃんこ寂しかったわ…(笑)。クルマだと、しっかり気をはって自分で運転して行かなくてはならないし、楽しかったライブの興奮も手伝って、テンション高くなって帰って行くんだけどねぇ…。

大阪うたの日コンサートから始まった「「アリガトウ サヨナラ 原子力発電所」を巡る自分的音楽旅の一先ずの区切りになりました。以前の自分の惑いや救われない心から開放されて、とてもニュートラルな心に戻っている。どちら側へも行けます。またすぐに心が惑い頑になって行くのだろうけど。

今回もステキなステキなライブでした(?????)♪楽しかったなー。

セットリスト

1、マジカル・チェイン・ツアー
2、明日へゆく
3、クレイジー
4、愛の嵐
5、恋の行方
6、片目のギャンブラー
7、魚ごっこ
8、ロックンロールの真っ最中
9、ミュージック
10、生きてりゃいい
11、ずっと歩こう
12、アリガトウ サヨナラ 原子力発電所
13、不思議な人よ
14、モンキーマン
15、キープ・オン・ロッケンロール
16、アイノウタ

-EN-

1、まいどハッピー
2、ミラクルマン
3、夢じゃない

ここまでMAGICAL CHAIN CLUB BANDのFBより引用させていただきました。
曲順を覚えられない頭の悪い私には嬉しい^^。

-EN2-

1、イマジン

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