SSブログ

三宅伸治 ザ・スワンプ・トランプ 『ハッピー・デイズ』 [元気をくれる音楽たち]

※2014.12.6 a-blog「ころたん王国」より移転

いちおまだ続いていた三宅伸治さんプチ強化月間(汗)。このアルバムも聴き始めてから長い。途中、ころたんのハートからしばらく音楽が消えてしまったり、斉藤さんやSIONさんetc...と気持ちが移ったりもしたがの^^。

Happy Days

Happy Days

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: アンサンブル
  • 発売日: 2001/08/22
  • メディア: CD


ジャケ写イメージがないのが残念。すっごくキレイな色彩なのに~。油絵かな?大空の元、広大な荒地に佇む沼地の絵。ちょっと印象派風。そこにバーンッ!と『The Swamp Tramp』のこれまた鮮やかなオレンジ色のロゴがカッコいい。
元々〝Swamp〟という英語は沼地とか湿地という意味。アメリカ南部ミシシッピ川周辺には広大な湿地が広がっているらしい。そんな意味を持つ〝スワンプ〟は音楽のジャンルでもあるらしいのだが、ジャンルの区分けはころたんにはムズカシイ~!のでパス。ただ三宅さんの音楽のルーツがこのアルバムにも凝縮されて流れているのだなぁ~っと勝手に想像して憧れてしまうアンポンなファンの私。

もちろん収録されている音源たちもカッコいい。
オープニングの「SWAMP TRAMP’s theme」。電気の入った感じの声で一定間隔で繰り返されるバンドコール。無機質な感じもするんだけど、なんとも味わい深いスライドギターの音色が入り込むと、その声が次第に沼地に潜む蛙の鳴き声に聞こえてきたり^^。やっぱスワンプだからでっか?

その後に続く「マシンガン」。導入曲としてはバッチリ^^。三宅さんのハードボイルドな歌もイカしているんだけど、サビの部分の伊東ミキオさんのピアノと三宅さんのボーカルのハーモニーがスゲーカッコいい。

その次の「Down By 中央線」の最初のドラムからパーカッション&ミッキーさんのピアノのダンダンダダン♪。そして口笛カッコいい。この曲を聴いていると、去年のラキラクナイト@東京の翌日、友達に会いに吉祥寺へ向うため中央線に乗ったことを思い出すなぁー。ちと歌のシチュエーションは違うけど、電車の中で寝不足でモウロウとしていたけど、吉祥寺につく頃には友達に会えるのが嬉しくて目がバッチリ覚めたモン(笑)。

そして「今夜あたり」。この歌すっごく好きだなぁー。私が勝手に思い描いている優しさにあふれた三宅さんナンバー炸裂な感じ。特に最後の方のフレーズ。

遅かれ早かれわかるさ そこに君が居た意味が ここに俺が居るのと同じように 解り合えることなどきっと少ないけれど それでもいいと俺は思うんだよ 俺に会いに来てくれないか (×3) 今夜あたり


分かり合えなくても、その存在が嬉しいというのか。肯定的な歌。私は共感の喜びの次のステップを知っている。絶望とまで行かなくても、すれ違い・違和感。やっぱさどーがんばっても人さまを理解することなんて所詮無理だと私は思っている。だけどさー。友達とか恋人とか家族って分かり合えることばかりじゃないんだと思うんだ。お互いの存在を認め合えるというのか、一緒にいて心地よいというのか楽しいというのか。そーいう関係を大切にできたらいいなーなんて思ったり。自分自身がそれをわかっていてもできないだけによけい心に沁みる。三宅さんがこのフレーズを生み出した経緯(ころたんに知るよしもない)と私の感想は関係ないけど、心地よいカントリー調のメロディに乗る三宅さんの優しい歌声。大好き。

ちょっと飛ばして「ディキシーフライヤー」。この歌はライブ音源でしか聴いたことなかったけど、このスタジオ収録(だよね)バージョンもステキだ。そしてサビのフレーズ。

バイユーのリズムで踊ろうOH ヴードゥーダンスで一晩中


〝スワンプ〟の意味をネットで調べていて、もれなく引っかかってきた〝bayou〟。こちらもミシシッピー下流デルタ地帯に広がる水のよどんだ支流, 入り江などという意味を持つようだ。バイユー州とはミシシッピー州の俗称らしい(Yahoo!辞書参照)。いちいち言葉の意味を調べて、書き立てるなんて純粋にこの曲のノリのよさとか楽しさを愛している人からしたら無粋かもしれないが。。。一つ一つのキーワードを追うことによって自分の知らない未知なる世界への想像が膨らむ。これはこれで私は楽しいのだ。
ディキシー(アメリカ南部諸州)のフライヤー(フライ料理鍋)。なんとも熱々のジューシーな飛び跳ねるようなリズムを感じるネーミング。この曲はライブでさらにさらにフライ鍋の中に様々なものが飛び込み熱々の様相を極める歌だね^^。

そしてそして「メリーゴーランド」。めちゃんこカッコいいー曲。かわいいネーミングからの単純な想像をギャフンと覆してくれた曲。スゲーカッコいいのだよ。すっごくライブで見たい曲だなぁ。三宅さんのバリバリのハードなボーカルもだし、ぜったいカッコいいはず!!!三宅さんと高木さんのギタープレイ。ミッキーさんのピアノテク。あーかな?こーかな?スポットライト浴びちゃったりしてさぁ~ww。なーんて馬鹿が一人、観たこともないライブを悦に入って想像しちゃうぐらいカッコいい曲。おとぎの国の象徴的なメリーゴーランドをハードボイルド炸裂に表現してしまうなんてさぁ。憎すぎる~ザ・スワンプ・トランプ。

エンディングの「Happy Days」。このアルバムのタイトル曲でもある。最初、ミッキーさんの賛美歌風のオルガン。そして温かいバラード調でやさしい三宅さんのボーカルで始まる。ちょっとゴスペル風にも感じるなぁ~。温かい気持ちで聴き入っていると、途中のサビの部分からアップテンポに。そしてグルグルグルと三宅さんが歌い上げる様々なHappy Daysたちを加速するスピードで巻き込みながらフェードアウトしてエンド。

だがしかし。ここで終わりではないのだなぁー。ずっと耳を澄ましていると。。。三宅さんがこのアルバムで表現したかったもののエッセンスの一つ(たぶん)に出会える。かわいいかわいいエッセンス。もう勝手にシチュエーションを想像しちゃったりして、勝手にほのぼのしちゃったりして(笑)。そしてこのエッセンスに続いてエンドレスでオープニングの「SWAMP TRAMP’s theme」を聴くと共通したリズム感を私は感じる。遊具たちがゆっくりと一定間隔で回る音。

スワンプ、沼地、蛙、休日、遊園地、観覧車、メリーゴーランドetc。。。グルグルグルグル回るハッピーデイズ。うまくまとめられられへんけど、このアルバムもやっぱりすごかった。。。つーよりよくわかりもせんのに、まとめん方がいいとも思う。三宅さんとザ・スワンプ・トランプによるすばらしい音楽に織り込まれたこの様々なキーワードたちのグルグル感がいいのかも。

----------------------------------------
三宅さんのNewアルバム『BLUES’N ROLL』の発売日までに手持ちの三宅さんアルバムを聴破するつもりだったが×××。ノロマなカメな私には無理じゃのう~。三宅さんだけで、まだ3枚未聴CDが手元に。それにこないだ届いたウルフルズのベスト盤も聴きたいしの。
だがしかし!『BLUES’N ROLL』を引っさげたツアー@名古屋。チケット確保しましたぜ^^。楽しみだぁ~。
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。