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ウルフルズ ベストアルバム 『ベストやねん』 [元気をくれる音楽たち]

※2014.12.7 a-blog「ころたん王国」より移転

今年ワーナーミュージックジャパンに移籍したウルフルズ。古巣である東芝EMIからリリースされた最後のアルバムになる。プロミュージシャンとしてデビューして15年間ずっと共に歩んできたわけなので、アーティストであるウルフルズだけでなく、レコード会社としてもウルフルズプロジェクトの集大成の逸品なんだろうな。
でさー、これ3種類もあるんだよね。通常盤、初回限定盤(PV付)、ライブDVD付。馬鹿正直なところ、最初これを知った時、彼らに脳ミソヤラレまくってオールオッケーな私でも何やってんだ(・・?と訝しく感じたのだ。もちろん私はオマケ付きは大好き。他のミュージシャンのアルバムでも初回限定盤があるものは必ずそっちを購入している。だけどさCDは同じなのに3つも種類もあると、お客の購買心理をついた商人(あきんど)根性にもほどがあると思っちまったのだ。だってファンならウルフルズが大好きなゆえにまったくコンセプトの違ったオマケをチラつかされたら迷うって。駄菓子のオマケ欲しさにいくつも買うようなわけにはいかんって貧乏人のころたんにはさ。。。
でもさ。もっとすげー商人もいるんだよ。友達に「ウルフルズおかしいとちゃうか?」と話したら教えてくれたんだけど、ジャニーズの関ジャニ∞は同一アルバムでメンバー毎バージョンを出したことがあるらしい(爆)。ジャニーズに詳しくないので関ジャニのメンバーが何人いるか知らないけど、これもすごいよねー。売り上げでもろメンバーの人気ランキングが出ちまうんだもん。ウルフルズまだかわいいモンだった^^。いっそのことウルフルズもメンバー毎で4種類出したらどーだったんだろう。メンバーそれぞれの色違いのミサンガ付(爆)とかオマケDVD付とか副音声付とか。結局、日本は資本主義の社会。売って儲けるのがモットー。こういうことを手段に使うことは悪いことではないかなーとも思ったり。買うか買わないかは消費者が判断するだけなので。だた、3種類も出すという提案は東芝EMIサイドからかウルフルズサイドからかは一ファンの私には知るよしもないが、願わくばプロミュージシャンであるウルフルズでなく商人のプロである東芝EMIからのアイデアだったと私は思いたい。

ベストやねん (ライブDVD付)

ベストやねん (ライブDVD付)

  • アーティスト: ウルフルズ,トータス松本,トータス・ケースケ,大瀧詠一,青島幸男,ウルフル ケイスケ,福里真一,伊藤銀次,吉田建,藤井丈司
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/02/21
  • メディア: CD


で、ガッタガッタとゴタクを並べている私は何を買ったかって?別に誰も聴いちゃいないか(笑)。私は厳選した結果、ライブDVD付をチョイスした^^。初回限定盤のPV付は以前に発売された3枚組みの限定DVD「ウルフルVVV」にほとんど収録されているし、未収録が「サムライソウル」のPVだけの初回限定盤にはあまり興味が沸かなかった。しかし、Amazonで見ると初回限定盤は売切れの様子。現在ユーズドのみの取り扱い。なかなか好評だったようだ。

さてさてベストアルバム『ベストやねん』の感想なんぞ。まずアルバムのパッケージング。過去のトータスさんのライブ衣装やPVでの扮装たちをゲーコク人のレトロなリアルマネキンがお召しになっている(笑)。私的にはこのアルバムの顔となっている「幸せですか」のPV衣装と一昨年のサバイブツアーの時の自転車レーサー衣装がめっちゃんこツボだったなー。特にサバイブのやつはスパッツのアノ中央部分に咲いたお花にはもう二度とお目にかかれないと思っていたので^^*)。しっかし歴代の衣装を拝見していると『一見カッコ悪いように見えることを真剣にやり続けるカッコよさ』つーものをマジマジと感じてしまいました。衣装一つとってもウルフルズは偉大なり。これはオマケのライブDVDを見た感想にも共通する。

そしてベスト盤の音源であるが、ここ3週間ぐらいはずっと聴いていた。普段はあまりウルフルズの音楽をヘヴィーローテーションすることはなくなっていたけど(だって、毎日聴かんでも心の中に彼らの歌はいつもいるし←アイタタタ・・・)、やっぱりいいねぇいいねぇと久々に新鮮に聴きまくって歌いまくっていた。それに私は自分でチョイスしてウルフルズ・マイ・ベストはよう作られへん。気が多すぎて。だからこの『ベストやねん』のセレクトはレコード会社の担当者がされたようだが(So-netMusic「POWER PUSH!」インタビューより)、売り手の専門家の冷静なチョイスってのはいいかも。それに2001年4月にもベスト盤『ベストだぜ』がリリースされているが、この6年の間に増えた楽曲。そして6年前のベスト盤から取捨されたラインナップを比べてみるのも楽しいかも。あぁアノ歌が入っていない~!とかさ。だって仕方がねーズラ。ウルフルズの音楽を1枚のちっさな銀盤に詰め込むつーのは難しいさ~^^♪なーんてほくそ笑んだり。

で、オマケのライブDVD。去年の1月にリリースされた記念アルバム『バンザイ~10th Anniversary edition~ (初回限定盤DVD付)』の時は、自分の知らない時代の若い彼らを観るのがなんか気恥ずかしくて、とうとう見ず仕舞いになったが、今回はちゃんと鑑賞。なんてったってデビューからの15年の軌跡をダイジェストで観れるんだし貴重だ。これもさー。いろんな切り口で言いたいことがいっぱいあるんだけど、うぅ~まとまらないし、ただでさえ長くなっているこの記事。ちょっと労力的にも大変なのでパス。代わりに印象に残ったことを。あっ目玉のスペシャル特典であるトータスさんとジョンBさんの副音声コメントはまだ聞いていない。後のお楽しみw。
私は自分の力で行けないライブには結構淡白なので自分がウルフルズに目覚める以前のライブ映像は興味は持って観ていても案外冷静。だけど一つだけ、これはナマで見たかったなーという映像を発見。それは、チャプター09「しあわせですか」1998年12月11日 大阪厚生年金会館大ホール。これすっごくファンタジックなの。トータスさんが「♪一日は24時間・・・」の高音のフレーズを歌い上げながら、なんと三日月に腰かけて空中から降りてくるの!もーカッコいいのなんのって。アフロヘアのファンキーな王子様は月から降り立ち、二丁拳銃マイクでソウルフルに熱唱。もーたまらん!「自分の行けないライブには淡白だからアタシってば」とシレッとしたことを抜かしている私であるが、やっぱりこれは正直、ナマで見れたファンの方がうらやましいなー。
そしてチャプター16「バンザイ~好きでよかった~」2003年6月1日 日比谷野外音楽堂。これはジョンBさんの復活記念フリーライブだったらしいのだが、ジョンBさんの決意表明?が感動させるぞという空気を匂わせておいて、ナンともカンともジョンBさんらしいコメントのオチがあり、逆に大笑いしながらホロッとしてしまう映像だったなー。私は自分がウルフルズに目覚めた時、ジョンBさんの脱退・復活すらし知らなかった人間。なんてったって自分が初参加した「てな感じでライブハウス・ミニ・ツアー(て名前だったか?)@名古屋」のライブでお客がジョンBさんに「おかえりー!」と声援を送っているのが(・・?なぐらいだったから(笑)。なので、このライブはやっぱり長年ウルフルズを応援し続けていた人たちのものである思うので参加したかったとは思わなかったけど、映像を見ることで感動のおすそ分けをしていただいた気分。
そして私が本格的にウルフルズのライブに参加するようになったのは2004年からなんだけど、チャプター17「ええねん」2004年4月24日 日本武道館、チャプター18「歌」2004年8月28日 大阪万博記念公園、チャプター19「サムライソウル」2006年6月24日 名古屋市民会館大ホール、チャプター20「いい女」2006年8月26日 大阪万博記念公園。いずれも2004年以降のライブ映像はすべて自分が参加しているライブだったことが、ウルフルズと共に自分が歩んでいるように感じられてすっごくれしい。それと同時に、彼らのプロ・ミュージシャン人生15年のうち、収録ライブ20のうち私が参加しているは4つ。まだ5分の1しか彼らのリアルを見ていないひよっこなんだなぁーとも感じたり。でも、これからもついて行きますよ。行きたいライブに行けなくなる時もこれからの長い人生には必ずあるとは思うけど、行けない時は行けないなりに応援し続けてウルフルズと共にいる自分の人生の割合を増やしていけたらいいね^^。

ベストだぜ !!

ベストだぜ !!

  • アーティスト: ウルフルズ,トータス松本,ハーブ・アルパート,トータス・ケースケ,ウルフルケイスケ,青島幸男,大瀧詠一,伊藤銀次,福里真一,ルー・アドラー,藤井丈司
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2001/04/28
  • メディア: CD


最後にベスト盤の底力について語りたい。
私がウルフルズに衝撃を受けたのは6年前にリリースされたベストアルバム『ベストだぜ』を、元配偶者に「君が好きなウルフルズだから」と別れる時に貰ったことがきっかけ。彼はウルフルズは元気すぎて苦手だったかな。で、くれた相手が相手だっただけに、すぐには聴かずに2年ぐらい眠ることになった。
そう以前から彼らの音楽は大好きではあったことはあった。エピソードとして婚姻時代に深夜放送で流行っていた(?)「アリーマイラブ」というアメリカドラマが好きで、主人公の行き遅れの恋多きキャリアウーマンがテレビの中で様々なソウルミュージックを自分のテーマソングにして(バリー・ホワイトさんやアル・グリーンさんなど、いやテーマソングにしていたのは違う女性ミュージシャンだったかな?でも毎回ナイスな音楽に溢れたラブコメディだったな。ご本人が登場する回もあったし。)、恋に仕事に奮闘していたのを真似して、私はウルフルズの「ガッツだぜ!」とか「それが答えだ!」とか「幸せですか」を自分のテーマソングにしていたぐらいだった(笑)。
でもアルバムは『サンキュー・フォー・ザ・ミュージック』1枚しか持っていなかったし、歌は好きでも、リアルの彼らを追うことなんてとんでもなく、ジョンBさんが脱退していたこともメンバーが何人いることもあまり興味がなくよく知らんかったもん(爆)。まあ当時の複合的な要因もイロイロあるんだけど、2003年の秋に、しばらく眠っていた『ベストだぜ』を何気なく聴いてみたことから私のウルフルズ追っかけ人生はスタートして今に至っている。なのでベスト盤の存在は侮れない。やっぱさ、総合的にミュージシャンの音楽を味わうきっかけになるもん。
今回の『ベストやねん』と出会うことでまたもや目覚めてしまう人もいるでしょうねw。どんな経緯で出会ってしまうかは人それぞれの人生。6年前のベストアルバムとはまた一味違った今回のベストアルバム。それはウルフルズがとどまることなく未来へ向けて心に響く音楽を世の中に送り出し続けている証。だけどベスト盤1枚じゃー彼らのすばらしさを知ることは到底できない。ウルフルワールドへの入り口に過ぎないのだ^^。カモーン!てか。

さてさてようやくウルフルズの『ベストやねん』のレビューを書き終えたぞ。まだまだ言い足りんことばっかだしうまく言えんかったけど、まあいいや。では今からライブDVDの副音声を聴こうかのう^^♪ワクワク♪
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