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会席 小久保 [でらうまっ!]

※2014.12.6 a-blog「ころたん王国」より移転

バタバタ走り回ったりもしたが、なんとかころたんが裏方を務める社内行事も終了。
今晩。。。臨時収入(っといってもまったく合法なお金です)が入ったので
前々から老嬢の課長とお約束していた「行事が跳ねたら美味しい物を食べに行こう♪」を敢行。

名古屋は千種区にある『会席 小久保』へ。
日本食なのだが、なーんともシンプル&モダンな落ち着いた雰囲気のお店。
われわれはカウンター席へ。
そこから見える調理場もシンプル&モダン。
実に無駄がない。
そしてカウンター越しに見える調理場側のカウンター中央には
陶磁器のなんともかわいらしいお内裏さまとお雛さま。
おぉっ!もーすぐ桃の節句だね^^。
お二人とも正面を向いているのではなく、微妙にお内裏さまがお雛さまの方に向いているのだ。
「お内裏さま、お雛さまが好きなんだねー」っと老嬢の課長と微笑みながら眺める。

食前酒はなんと!お屠蘇。
フルーツテイストな甘い食前酒はよくあるけど、こんな粋な雰囲気の食前酒ははじめてかも。
しかし、ころたんは車のため軽く口をつけるマネだけを。
で、課長は銘柄を忘れたけど熱燗、私は車なのでノンアルコールビールを頼む。
ビールグラスがすっごく薄くて軽いグラス。
なにやらシンプルな模様がついているので
手にとって顔に近づけてみると、なんと切子ガラスだった。
うーん。いい品使っている。。。
課長の熱燗も実にうまそうに呑んでらっしゃる^^。

出てきたお料理もどれもみんな美味しかったー!

先ず最初は先付けつーのかな?
前菜の盛り合わせなんだけど、
盆の上に小さな様々な形をした陶器の器にシュンの食材を使った様々な逸品たち。
6~8種類ぐらいはあったかな?
器がホント小さくてかわいい。これもいい品なんだろうなー。
もう、出てきた瞬間、うわぁ~^^*)っと幸せになってしまう感じの前菜たちだった。
こりゃ酒の肴によくあいそうなつーような。
あたしゃノンアルコールビールだけどさ(笑)。

次に出てきたのが碗の蒸し物。
貝柱のしんじょの吸い物だった。
付け合せが筍とわかめ。これも春の先取りだねー。
春一番に出てきた筍のえぐみと春のわかめの独特の食感。
そして出汁。これがすごい。
先ず最初に汁をいただいたら味が薄かったの。
ちょっと足りん味だなぁーっと思ったんだ。
で、すり身のしんじょを箸で割って「おいしーねー♪」と食べて、また汁をいただく。
すると!!今度は塩加減がいー感じ。出汁加減もいー感じ。
この店を紹介してくれたグルメな課長が言うには、これも料理人の計算なのだとか。
しんじょを吸い物の汁の中で箸で割るという行為によって
しんじょの塩気と旨みが汁の中で癒合して丁度いい塩梅になるわけ。
すげーなーって感動しちまった!

次はなんだったかな?記憶が怪しいが。。。
お造りだったかな?イカとひらめと寒ブリ。
私は脂のノッたお刺身がチト苦手。
ブリとかハマチって苦手でめったに口にすることはないんだけど、
滅多にこれない高級店のお造り。
口にしてみたら、コレがうまいのなんのって^^。
まあ2切れほどだったからよかったのかもしれないけど。
脂がのっていてもくどくなくいい感じ。
ひらめも絞めてすぐに刺身にしたのではなく、少し熟成させた感じ。
ひらめは新しすぎるとゴムのような食感で美味くない(らしい)。

そして胡麻豆腐の大豆の煮豆添え。
これもすっごく弾力のある胡麻豆腐。甘めの醤油だしによく合う。
煮豆も甘すぎず素材の味を楽しめる。。

そして揚げ物だったかな?これがさー。またまたスゲー逸品たちだったの。
車えびの揚げ物は表面がパリッと香ばしいんだけど
中の車えびはレアに近いんだよねー。
なので、すっごく海老の甘みが引き立つ。
そして海老芋の天ぷら。
これは目立たない脇役的な存在なんだけどホックリ且つ粘りが少しあっていいお味。
下ごしらえに米のとぎ汁(だったか?)で一度煮て、
その後で下味をつけた出汁でまた煮てから揚げ物したとのこと。
うーん。手間隙かけている!
そして揚げ物の逸品中の逸品は。百合根のあられ揚げ。
丸いボール状の小さな揚げ物なんだけど、一口で食べれちゃう小さな揚げ物なんだけど。
もう一口で食べちゃうのがもったいない逸品。
表面の揚げたあられのさっくりとした香ばしくも強(こわ)い食感。
その後にくる中身の百合根の独特のやさしい甘さ&やわらかなやわらかな食感。
これは小さな小さな一口の揚げ物ではあるけどこの上ない極上の一口。
幸せな一瞬だったね^^。

そして次はブリ大根だったかな。
大根は京野菜の聖護院大根^^。汁がよーく沁みていた。
これがさー。ブリの身も大根も、すげー熱々なの^^。
家でもよくブリ大根は出てくるんだけど、
出来立ての温かいのをオカンは食べさせてくれるんだけど
この小久保のブリ大根の熱々加減は尋常じゃなくすごい。
熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちに食べるのが
一番美味しいんだから早く食べに来なさい!!とよくオカンに叱られるのだが
まさに小久保はその原則の究極版のブリ大根。
ブリ大根が盛られている器を直火で熱々に温めてから盛っているようだ。
そして振り大根の器の横に添えられた陶器のスプーン。
もしや?これってブリ大根の汁を飲めってことらしい。
ブリって生臭さと旨みが紙一重のところがあって
ブリ大根は美味しくてもその煮汁までは
醤油濃くなっているし臭みもあって飲めないものだが、
小久保のブリ大根は汁までいける。
ブリの旨みだけを残して、臭みは消し去っている。
香り付けに柚子をつかっていらっしゃったが、
柚子だけではコレだけの技はできないはず。
いやはやプロってすごい!

そして食事の部の締めくくりはごはん。
おにぎりの葉ワサビのお茶漬け。
これまた薄味なんだけど、付け合せの香の物の塩気で美味しくいただけた。
小久保さんのお料理、どれもこれもプロの逸品ぞろいですごかったけど、
数種類の香の物の中の白菜漬け。
これはころたんのオカンの白菜漬けの方がうまいよ。
ふふん^^*)。

そしておしぼりとお茶(今度は煎茶)を取り替えてくださりデザート。

水物はイチゴとタンカンの葛合え。
それにカスタードクリームのようなものをトッピング。
イチゴも甘かったけど、タンカンがどえりゃー瑞々しくって甘かったー。
水気のないカスカスしたのしか食べたことのないころたんは大感激。
果物も厳選した食材なんだろうな。。。

そしてデザート第2弾は。葛きり。
これがまたすげーの。
葛きりは黒蜜と仲良しであるのだが。。。
小久保はその上に黒砂糖のシャーベットがのっている。こりゃ珍しい。
初めて食べたが、まさに黒砂糖のシャーベット(ってそのまんまの感想やん!)
これがさー。そのまま食べても美味しいのだが、
葛きりと黒蜜と黒砂糖のシャーベットを合えて食べると
も~~~!甘い物好きにはたまらんだろうなぁ~。
甘いものがたくさん食べれないころたんでも美味しくいただいてしまいました。
水物の果物は季節のものだけど、小久保の葛きりは定番のようだ。
今日、ここへ連れてきてくれた老嬢の課長はここの葛きりが大好きとのこと。
私も好きになりました。

いやはや至福のひと時だったなぁ~。
店主も時々、料理に説明をしてくださったりと気さくに話しかけてくださるんだが、
頻繁ではなくさりげない。
お客も自分たちのひと時を楽しみながらもお店の方との交流もさりげなくできるいい雰囲気。
店を出るときは店主自らが外まで出て送ってくださる。
課長が言っていたが、どんな時でも店主が見送ってくださるとのこと。
うーん脱帽。

で、料理も全部残さずいただいても腹八分目強っという感じ。
もう少し何か食べれそうかな??っという腹具合なんだけどがね。。。
だがしかし。。。だがね。。。
小久保での幸せな幸せなお食事と心地よい空気の中にいた後では
今晩はもう何も口に入れては入れんぞ!という気分になっちゃう^^。
なんかですね。料理も美味しかったし、いい雰囲気だったし。
なんかですね。よけいな物を食べるっつー気持ちになんねーんだよね。
もうなーんもいらん!幸せ。大満足っつー気持ちに浸って次の朝を迎えたいというのか。

自腹ではなかなか行けない会席のお店。いい体験しました^^。

※2007.2.17 23:57記入
 昨日の話だけど、どーしてもログっておきたかったので記入。
そうそう寝る前に水だけは飲みました(笑)。

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