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尾張瀬戸 深川神社ストリートのB級グルメたち [でらうまっ!]

※2014.12.7 a-blog「ころたん王国」より移転

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尾張瀬戸の深川神社に通じる商店街のストリート。ちょっと寂れ気味。。。なのだが、ここの通りにはかなり有名な食べ物を提供する店がある。「赤津 窯の里めぐり」からの帰り道、フラッと寄ってみた。

【カスタードショップ ウオコー】
店の雰囲気は昭和レトロな雰囲気。昔の喫茶店がそのまま現在にタイムスリップしたような。昔こんな喫茶店あった!あった!と言うような感じの店ってどんなんだろうか。。。と自分で書いておきながら思う。説明はむずかしいのう。しゃがれ声のマスターと日本人ではないかな?というイントネーションのお姉さんが切り盛りされていた。マスター、店をちょくちょく離れるんだ。2階へ上がって行ってしまったり、どこかちょっと出かけたり(すぐ戻ってらっしゃったけど)。なので、お勘定のお客さんを待たしたり(笑)。ここら辺が地域に根ざした商店街の店のいいところかもしれないね。
ここの寒天はみずみずしい繊細さで絶品!というウワサ。地元の情報番組では何回も取り上げられている喫茶店。デパートなどの出張販売もよくされているらしいし、メジャーな週刊誌で取り上げられることもあるらしい。いやね私は寒天が大好き。しかも手作り、作りたてのようないいものではなく、みつ豆の缶詰に入っているような缶の匂いがついたシロップの味の沁みたガリガリの食感の安っぽいのが好きな貧乏舌。その私の口に合うかどうか。。。そいつはいっぺん食べてみにゃーということなのだ。
われわれは人気という抹茶寒天(正確な値段を忘れてしまったが600円ちょっとだったかな)を頼んだ。愛知県は西尾市産の抹茶を使用しているとのこと。友達は知っていたが、わたしゃ西尾が茶所なんて知らんかった(恥)。
さてさて程なく抹茶寒天がやってきた。透明なガラスの器にぷるんぷるんのピカピカ光っている、いかにも柔らかげな寒天が盛られている。缶詰でお馴染みのカクンカクンした正方形の寒天とはちゃいますがな。そして抹茶シロップがかかって翠が目に美しい。では一口行ってみようかっとスプーンで口に運ぶ。スローモーションでお口に入るまでプルンプルンしているのを想像してもらいたい。そして口どけはそれはそれはなめらか。こりゃー私が知っている寒天とはまったく別モンだ。どちらかと言えばゼリーに近いか。。。いやいやゼリーでもないな。植物繊維のかたまりなるゆえ、ゼラチンの動物性たんぱく質のコクはまったくない。非常にアッサリしているのだが、口どけは恐ろしく柔らかくとけてしまう。確かに美味しいワ。だけどが。。。悲しいかな貧乏舌ころたん。やっぱり私は缶詰のガリガリの寒天の方が食べた気になるかの。
ウオコーは寒天の他にもプリンが名物らしい。その種類の多いこと!物覚えの悪いころたんはおぼえ切れなかったけど、メニューにズラズラと表示されたプリンの中から季節限定の「栗きんとんプリン」を見つけた時には驚いた。いったいぜんたいどんなんなんだろう。。。秋になったらまた来ようかの。
それからウオコーでツボに入ったのはメニュー表。これがさー。もしかしたらオープン以来作り変えてないんじゃないか?(失礼だね。。ごめんなさい)つーぐらいツボ入りまくりの内容。メニューの表紙には〝ヤングレディーに大人気〟とか。近頃、ヤングレディーという言葉は聞かんが^^。それからメニューのラインナップの名前も素晴らしい。覚えているので言えば「グレープフルーツの涙」とか。なんかセンチになっちゃうねーというようなすっばらしいセンス。他にもお店の方の感性炸裂な説明文やらネーミングやら。けっして私は馬鹿にしているんじゃないよ。こういうなんてゆうのかな。。。シュールなセンスが面白いっていうのか新鮮に感じたのだ。いつまでも残して欲しいメニュー。というより新作よろしくお願いします。
そうそう寒天を食べながら、開けっ放しのドアから漂ってきた近隣するウナギ屋からの香ばしい蒲焼の匂いも忘れられません。ちょっとそそられた。瀬戸はウナギも名物なのら。焼き物の町はウナギ屋さんも多いんだよ。

【大福屋】
もう一つの名物。瀬戸と言えば、瀬戸焼そば。これがなかなかの人気らしい。最近ではアッチコッチ瀬戸焼そばを出す店が増えている。赤津でも瀬戸焼そばの店があった^^。しかし、本家はこちら深川神社傍の大福屋さんとのこと。どーせ初めて瀬戸焼そばを食べるのなら、元祖でと言うことでやってきた。下町の焼きそば屋さんっといった風貌の店構え。お客の行列があとを絶たない。われわれがやってきた時もかなりの人が並んでいて、行列に並ぶのが苦手なわれわれは、先に斜め向かいのウオコーへ行ったのだ。ウオコーで寒天を食べても行列は減らず、瀬戸川を挟んで反対側にある「招き猫ミュージアム」へ行って、かわいい猫たちの小物などを見物したり。4時過ぎにはようやくお客も減って待たなくても店に入れた。それでもお客は絶えない状態。お持ち帰りの焼き上がりを待つお客も外にいたり。
焼そばの並(350円)を2つ注文。メインメニューはやっぱり焼そば。サイドでたまごをつけれたり、あとは関東煮やところてんがある程度だったかな。
小さい小さい店なので親父さんが鉄板に向って焼きそばをコテで返して返して焼いている姿がよく見える。スゲー無口な親父さん。鉄板にキャベツを山盛りのっけて油を軽くかけ、炒める。そして茶色い麺を投入。焼きそばの麺が茶色なのだよ。そしてコテで混ぜ混ぜ返して炒める。すると小さな片手鍋で何かをすくい、炒めていた麺とキャベツに茶色の出汁をかける。そしてまた炒める。この茶色の出汁はなんじゃらホイ?これが旨さの秘訣なんだろう。
店の壁にテレビの情報番組に出た時の質問だったのであろう。焼きそばの出汁は何?という三択が書かれた紙が貼ってあった。
①豚肉の煮汁
②野菜の煮汁
③イカ墨
さてどれでしょう~。答えは①でした~。
そして、最後に煮汁に使用したのであろうか?煮た豚肉を鉄板で軽く炒める。焼きそばを器に盛って、その上に豚肉を乗っけて紅ショウガ。出来上がり。実にシンプル。ソース類は一切使っていない。先ほどの茶色の出汁。豚肉の煮汁のみで味付けしている感じだ。麺が茶色いのは元々の麺の色。
で、目の前に元祖瀬戸焼そばが運ばれてきた。うーんいい匂い。キャベツがしんなりとして旨そうだ。ではでは。。。一口。なんだ?こりゃ?ちと甘いなぁ~。だけどもう一口。やっぱ甘いなぁ~。でもいい味なんだ。でもやっぱり甘い。甘いということはまったく予想していなかったから、ちょっとビックリ。でも不思議なことに、そんなにお腹がすいていたわけでもないのにアッという間にペロリと平らげてしまった。そうそう麺がすっごくしっかりしていた。歯ごたえあり。
そしてお勘定を済ませ、「ごちそうさまー」と店を後に。おかみさんや息子さん(かな?)は愛想がいいのだが、親父さんは頑固オヤジで無口かと思っていたが、店を出るときに「ありがとうねー」と声をかけてくれた。丁度、鉄板は一休みだったので、焼きそばを焼いていない時はもしかしたらお話もしてくれるのかもしれない。
で、瀬戸焼そば初体験の感想なんだけど、なんていうのかなー。これはおやつなんだよ。そうそんな感じ。ご飯として食べるとしたら、、、ころたん的にはNGかな。普通のソース焼きそばや塩焼きそばはご飯のおかずになると思っているけど、瀬戸焼そばは私的にはおかずにはならん。甘いもん。これはおやつなんだわサ。瀬戸の下町の昔から慣れ親しんだ庶民のおやつって感じかな。

深川神社ストリートで有名な2件の店を訪ねてみたが。。。美味しいけど、ころたん的にはめちゃくちゃ絶賛するような美味しいものでもなかったが、でもやっぱり個性的な食べ物たちだった。また思い出したら食べに行こう^^。
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